
テキサスホールデムは、将棋のような完全情報ゲームとは異なり、プレイヤーが見えないホールカードを持つ不完全情報ゲームです。プレイヤーのアクションによって、他のプレイヤーが得られる情報を把握することが重要です。ゲームの進行において、アクションを行う順番が後になるほど、他のプレイヤーのアクションを見てから自分のアクションを行うことができるため、情報をたくさん持っているプレイヤーが有利となります。
ポジションの名前は以下になります。
スモールブラインド(SB)はポーカーでBTN(ディーラーボタン)の左隣のポジションのことを指します。このポジションはブラインド(ベット)の半額を強制的にベットしなければならない状況です。プリフロップ(最初のカードを配る前)のアクションの後、フォールド、コール、レイズをする権利を持ちます。フロップ(最初のカードを配る後)以降は一番最初にアクションを取らなければならず、不利なポジションと言えます。また、プリフロップでも、自分の後にBB(ビッグブラインド)のアクションが控えており、思い切ったことがしづらいポジションです。
ビッグブラインド(BB)とは、プレイヤーがテーブルに座るときに、SBの左隣に座るプレイヤーのことを指します。BBには、プリフロップではフォールド、コール(チェック)、レイズを行う権利があります。しかし、プリフロップ以降は、SBの次にアクションを行う必要があるため、不利なポジションとなります。BBは、強制的にブラインドをベットしなければならないポジションです。
アンダーザガン(UTG)は、BBの左隣のポジションのことである。プリフロップで最初にアクションを行う必要があり、SBとBB以外はポジションが不利なため、銃口を向けられているくらい危険なポジションとされてます。UTGは何の情報もない状態でゲームを始めなければならないため、自分のハンド(ホールカード)しか判断材料がありません。そのため、かなり強いハンドが必要なポジションと言われている。UTGは、Under the gun(アンダー・ザ・ガン)と呼ばれています。
アーリーポジション(EP)とは、テーブルに座っている人数によって変動する序盤にアクションを行う必要があるポジションを指します。10人テーブルの場合、最初のアクションを行うのはUTG(Under The Gun)とその左隣2名の3人で、これをアーリーポジションと呼びます。6人プレイの場合はUTGのみがアーリーポジションとなります。アーリーポジションでの役割は、最初に行動を起こすことで自分の役が決まり、他のプレイヤーがどのような行動を取っているかを読み取ることができるようになるため、重要なポジションと言えます。
ミドルポジション(MP)とは、ポーカーゲームで、テーブルの中央に位置するプレイヤーのことです。10人プレイの場合、MPはプリフロップの4番目から6番目にアクションを行う3名のことを指します。6人プレイの場合、MPはUTG(Under The Gun)の左隣2名を指します。MPはアクションを行う際、プリフロップ以降のプレイヤーからアクションを受け、その前のプレイヤーにアクションを行うことができます。MPは、ポットが大きくなっている場合、プレイヤーが非常に利益を得ることができるポジションとして有用です。
ハイジャック(HJ)とは、ポーカーのテーブルにおいて、ブラインド(BTN)の2つ前のポジションのことです。HJは、プレイヤーがBTNの2つ前に座るときに使われる表現で、プレイヤーはHJから始めることができます。HJは、プレイヤーがBTNの前に座ることにより、他のプレイヤーに比べて良いポジションを得られるため、ポーカーゲームにおいて大きな役割を果たしています。
カットオフ(CO)とは、Big Blind(BTN)の1つ手前のポジションのことです。COは、BTNのプレイヤーよりもリスクが低いため、ポジションが有利なプレイヤーです。COは、BTNのプレイヤーがコールする前にプレイすることができ、そのプレイヤーのハンドを特定して、プレイを判断することができます。COは、プレイヤーがプレイする前に、BTNのプレイヤーがコールする可能性を考えて、プレイを判断するために有効なポジションです。
ディーラーボタン(BTN)とは、テキサスホールデムなどのポーカーゲームで、プレイヤーの前に円盤型のDEALERと書かれたボタンが置かれていることを指します。そのボタンは最も良いポジションとされ、最後にアクションを行うプレイヤーを決定するため、オンラインやライブのテーブルでは必ず目印が置かれています。
レイトポジション(LP)とは、10人参加のポーカーではCO(コットン)とBTN(バットン)、6人参加の場合はBTNのみがレイトポジションと呼ばれます。レイトポジションとは、各ラウンドで後半にアクションを行う場所を指します。レイトポジションでは、他のプレイヤーが何をしているかを見極めることができるため、戦略的な利点を得ることができます。
ポーカーでは、プレイヤーのアクションの順番はスモールブラインドから始まります。スモールブラインドは、プリフロップがビッグブラインドの隣のアンダーザガンとなる位置です。この位置では、他のプレイヤーが強いハンドを持っている可能性があるため、有利なポジションではなく不利なポジションとなります。最後にアクションをするのがディーラーボタンです。このポジションは他のプレイヤーのアクションを見てから自分のアクションを決めることができるため、有利なポジションとなります。
プリフロップ時点では、全プレイヤーが参加するラウンドです。そのため、参加するハンドレンジを決める前に、自分がどのポジションにいるかを考える必要があります。SB(サイドポット)は参加ハンドレンジを狭め、ポジションが有利になるにつれて広げるのが一般的です。ルースプレイヤーとタイトプレイヤーのプレイスタイルは人それぞれですが、スターティングハンドを選択する前にポジションを理解することは共通しています。スターティングハンドは169通りあり、ステッドとオフスートで分類すると、ポジションごとに用意してプレイすることが脱初心者への第一歩です。